今回は「母の日」に贈る花について調べてみたので、紹介したいと思います。
母の日のプレゼントの定番であるカーネーションについて、最近人気の花の種類や、母の日に贈るのを避けた方が良い花の種類などを紹介します。
母の日 カーネーション
母の日のプレゼントの定番と言えばカーネーションです。
カーネーションを贈るようになったルーツは諸説ありますが、南北戦争時代のアメリカでの出来事が起源とされる説が有力です。
1907年5月12日に、アメリカ・ウェストバージニア州のアンナ・ジャービスという女性が、亡き母を偲ぶために教会で記念会を開催しました。
その際に、母親が好きだった白いカーネーションを贈ったことで、母の日にはカーネーションが定番になったとされています。
翌年の1908年5月10日には、アンナ・ジャービスの想いに賛同した人々が教会に集まり、すべての母親に感謝するための礼拝として、本格的な「母の日」としての起源となったと言われています。
この時にも、アンナ・ジャービスから白いカーネーションが送られ、母の日とカーネーションのつながりが強固なものになりました。
1914年にアンナ・ジャービスを中心とした働きかけによって、アメリカ議会で5月の第2日曜日が「母の日」として、正式に定めれました。
母親が亡くなっている場合は白いカーネーション、存命の場合は赤いカーネーションを贈るのが一般的になっています。
母の日 花 種類
母の日に贈る花は、定番のカーネーションだけでなく、最近では様々な種類があります。
母の日のプレゼントにおすすめの花の種類について紹介します。
■カーネーション
母の日のプレゼントで、最も定番と言えるのが「カーネーション」です。
赤いカーネーションのほかにも、ピンク・ブルー・グリーンなど、様々な色やボリューム感の違う種類があるので、お母さんの好みやイメージに合わせて選ぶことができるのも人気の理由です。
■バラ
花の女王とも呼ばれる「バラ」も、母の日のプレゼントに人気の花です。
存在感と高貴な雰囲気があり、見た目だけでなく良い香りもバラの魅力です。
レストランなどフォーマルな場で、母の日を祝う時にもおすすめの花です。
■紫陽花(あじさい)
品種や色も豊富で、アレンジのしやすい「あじさい」も人気の母の日のプレゼントです。
花持ちの良さもあじさいの特徴で、貰った後に育てる楽しさもある鉢植えの状態で送るのも人気の花です。
■胡蝶蘭
高級感があり華やかで上品な「胡蝶蘭」も母の日のプレゼントに人気の花です。
開店祝いや会社の記念で、大きな胡蝶蘭が飾られているイメージがあるかもしれませんが、胡蝶蘭にも様々な大きさのものがあり、家庭でも飾りやすい・育てやすいサイズ・価格の胡蝶蘭もあります。
還暦などアニバーサリー的な年の母の日のプレゼントにもおすすめです。
この他にも「ユリ」、「ガーベラ」、「チューリップ」、「スイートピー」なども、母の日に贈る花の種類では人気があります。
母の日 ダメな花
基本的には、母の日のプレゼントは、母親への気持ちを込めて贈れば問題ないと思いますが、できれば避けた方が無難な花もあります。
母の日のプレゼントにダメな花としては、ルーツに意味がある花や、花言葉にマイナスの意味があるものなどがあります。
母の日に贈ってはダメな花(避けた方が良い花)について紹介します。
■白いカーネーション
亡き母に贈るのが「白いカーネーション」とされているため、健在の母の日のプレゼントにはダメな花と言えます。
前述した母の日の起源とされる、アンナ・ジャービスが亡くなった母親へ、白いカーネーションを贈ったことがルーツになっています。
■オレンジのカーネーション
「オレンジのカーネーション」は、恋人に贈る花とされています。
絶対にNGというわけではないですが、できれば避けた方が無難な花です。
■濃赤のカーネーション
死別をイメージさせると言われる、「濃赤のカーネーション」も母の日のプレゼントには不向きです。
花言葉も「私の心に哀しみを」という意味もあるので、避けたい花のひとつです。
■黄色のカーネーション
花言葉が持つメッセージにマイナスな部分があるため、「黄色のカーネーション」も母の日のプレゼントとしては避けた方が無難です。
黄色のカーネーションの花言葉には、「嫉妬、愛情の揺らぎ」という意味が含まれます。
今回は「母の日」に贈る花について紹介しました。
母親に感謝の気持ちや、普段なかなか伝えられない想いをお花と一緒に贈って素敵な母の日になればと思います。