スノーボード ブーツを新調しようと色々と検証中です。
今履いているBURTON(バートン)、DEELUX(ディーラックス)など気になるブランドもありますが、今回はスノーボード ブーツの選び方について書いていきたいと思います。
スノーボードのギアを買うときには、スノーボード(板)やバインディングに注目してしまいがちですが、ブーツは直接体に触れるもので、快適にスノーボードができるかに大きく関わってくるアイテムです。
レンタルブーツだと痛くて1日履くのが辛かったりもしますが、せっかくマイブーツを買うのであれば、快適にスノーボードの操作を助けてくれるブーツを手に入れたいですね。
スノーボード ブーツの選び方のポイントを紹介していきます。
◆レーシング=紐の締め方
スノーボードのブーツの紐の締め方は、大きく分けて3つに分類できます。
・シューレース
普通の靴ヒモのように、紐で縛りあげて最後は普通に結ぶタイプです。
エントリーモデルやレンタルのブーツでは今もありますが、最近では少なくなってきているタイプです。
慣れていてしっかりフィットさせるくらい締められる方や、シューレースタイプの履き心地が好きな方には良いと思いますが、力が強くない方や女性には締めることがなかなか難しいのでおすすめはできないかなと思います。
特に寒いゲレンデで時間が掛かる・力が要るので、シューレースタイプを買う時はそのあたりの考慮も必要です。
・スピードレーシング
ワイヤーを引っ張って、ブーツを締めるタイプです。
各ブランドによって呼び方が違ったり、構造やテクノロジーが違ったりしますが、ブーツの紐を締める方法としては同じです。
最近では1つ目に紹介したシューレースのタイプが少なくなってきているので、スピードレーシングが1番モデル数は多いかと思います。
ブーツの上部(すね・ふくらはぎ部分)と、ブーツの下部(足首から先)、それぞれを締めるワイヤーが2本に分かれているものがほとんどです。
ワイヤーを引っ張るだけで簡単に時間もかからず履けるタイプのブーツです。
履くこと自体は簡単ですが、慣れるまではがっちりフィットさせるためには、ワイヤーをしっかり引っ張ることが必要なので、ベストな状態で履くには慣れも必要かもしれません。
・BOA(ボア)システム
BOA(ボア)ダイヤルを回してブーツを締めるタイプです。
ダイヤルを回すだけで、簡単に締めれるので、女性や初心者の方にも簡単にしっかりブーツを履くことができます。
一昔前のまでは、BOAダイヤル1つで、ブーツ全体を締めるモデルが多かったので、締まり過ぎや、締めたい部分が緩くなってしまうということがありましたが、最近ではBOAダイヤル2つでブーツ上部とブーツ下部それぞれの締め具合が調整できるダブルBOAのブーツも増えているので、簡単に履ける+調整できるのでおすすめのタイプです。
ダイヤルだけで増し締めも、きついときには緩めることができるので、リフト待ちやゴンドラの中でも調整することができます。
◆フレックス=硬さ
スノーボード ブーツの選び方の要素のひとつがブーツの硬さです。
一概には言えませんが、傾向として比較的お手頃なエントリーモデルは柔らかく、値段も高価なハイエンドモデルになるにつれて硬くなるというブランドが多いです。
・ソフトフレックス(柔らかいブーツ)
柔らかいブーツのメリットは扱いやすく、足首周りの自由度が高いことです。
トゥサイド(つま先側)のターンの時など踏みこんだ際に、足首を曲げやすいので、初心者の方や女性でも板の操作がしやすいです。
デメリットとしては、硬いブーツに比べてサポート力・安定感が劣ること、踏みこんだ時のレスポンス(反応)が遅いという点が挙げられます。
硬いブーツに比べてへたるのも早いので、滑走日数が多い方や、長いシーズン使うつもりの方は、柔らかいブーツは避けた方が無難かもしれません。
・ハードフレックス(硬いブーツ)
硬いブーツのメリットは、サポート力の高さと、踏みこんだ時の反応の速さです。
しっかり膝を入れてカービングする中級者・上級者の方は、ある程度硬さのあるブーツを履くことが多いです。
デメリットとしては、足首を曲げるのに筋力やしっかり踏みこめる技術が必要になるので、足首・ひざを使って踏みこめない初心者の方や、筋力の強くない女性が履くには疲れる+操作し切れないという点が挙げれます。
「硬いブーツでがっつりカービング」などスタイルが決まっていない方は、ある程度名の通っているブランドの、ソフト~ミドルくらいのフレックスのブーツを選んでおけば間違いはないと思います。
無名ブランドの安いブーツは、柔らかく感じても、必要な部分にも硬さが無かったり、快適性にも欠ける可能性があるので、初心者の方が初めて買うというときには注意が必要です。
◆デザイン
せっかくマイブーツを買うのであれば、デザインも気に行ったものが良いと思います。
ですが、実際に履くときは足首部分まで、スノーボードウェアで隠れてしまうので、ブーツの一部しか見えません。
真っ白のブーツは駐車場で汚れたり、スノーボードウェア・バインディングとの色の相性などはあると思いますが、板やバインディングほどデザインは気にしなくても良いかもしれません。
◆スノーボード ブーツ おすすめブランド
・BURTON(バートン)
スノーボード界のビッグブランドなので、シューレースタイプやフレックスなど幅広くラインナップされています。
ブーツのインナーも0.5cm刻みでサイズが変わるので、ジャストサイズで履くことができます。
(他のブランドは1cm刻みのところが多い。27cmのブーツと27.5cmのブーツでもインナーは同じ)
・DEELUX(ディーラックス)
スノーボードブーツの専門ブランドです。
「サーモインナー」と呼ばれる、専用のオーブンで自分の足に合わせて熱成型で作るインナーで、オーダーメイドのようにフィットするブーツになるのが特徴です。
一度履いたらDEELUX(ディーラックス)以外履けないというファンも多いです。
・FLUX(フラックス)
BOA、スピードレーシングのブーツをラインナップしています。
比較的お手頃な値段でも性能の高いモデルが多いです。
ヨコハマタイヤとコラボレーションして、アウトソールにスタッドレスタイヤの技術を盛り込んだモデルもあります
◆その他
・インソール
購入したスノーボード ブーツが少し緩い場合や、足の指の踏ん張りが効きにくい場合などは、インソールを入れてあげるとフィット感や足裏感が改善されることがあります。
通常販売されているインソールから、ショップで足形を取って成型できる高機能なインソールまであるので、試してみると滑りが変わるかもしれません。
ジャンプ系のトリックや、キッカーを飛ぶ方は、衝撃吸収のためにインソールを入れているという方も多いです。
・履き方
スノーボード ブーツを履くときは、かかとを入れてから履くようにします。
ブーツに足を入れて、つま先側に詰めるのではなく、足のカカトがブーツのヒールカップ部分にしっかりはまるように、かかと基準で履いてあげるのがポイントです。
ブーツのサイズを選ぶ時にも、かかとをはめて、足の親指がブーツに触れるくらいのサイズを選ぶと間違いないと思います。
(親指がブーツに触れていないのはブーツが大きい。親指が曲がるようならブーツが小さい。)
今回はスノーボード ブーツの選び方について書かせていただきました。
いろいろな理論や好みなどがあると思いますが、自分がしっかり踏みこめる硬さで、足首まわりの自由度がある程度確保できるものを選べば快適に滑れると思います。
レンタルブーツで滑っていた方は、マイブーツを買って毎回同じブーツを履くというだけでも上達の手助けになってくれると思います。
毎回同じブーツで滑ることで、足裏や足首の感覚がブーツによって変わることがないですし、履き方も慣れてくると自分が好きな締め具合なども分かってきます。
私も次はどのブランドのブーツを買うか迷っていますが、今回紹介したスノーボード ブーツの選び方を参考に、自分に合うブーツを見つけていければと思います。