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公式ルールの詳細は、
一般社団法人日本ピックルボール協会 および
ピックルボール日本連盟 の公式サイトでも確認できますので、より詳しく知りたい方はそちらも参考にしてください。
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ピックルボールは「
ルールがシンプルで、その日のうちに試合形式で楽しめる 」と言われるスポーツですが、実際にはテニスや卓球、バドミントンとは違う独自のルールがいくつもあります。
特に「キッチン」「ツーバウンドルール」「サーブ権の移動」あたりは、初めての方が最初につまずきやすいポイントです。
この記事では、
一般社団法人日本ピックルボール協会 および
ピックルボール日本連盟 の公式ルールをもとに、初心者の方が最初に押さえておくべきルールを整理します。試合前にひと通り読んでおけば、コートに立った時に迷うことはほぼなくなるはずです。
コートの基本構造を知っておこう
ルールを理解するうえで、まずコートのどの部分が何と呼ばれるかを把握しておくとスムーズです。
名称
内容
ベースライン
コートの一番奥のライン。サーブはこのラインの後ろから打つ
サイドライン
コートの両サイドの縦ライン
センターライン
コートを左右に分ける中央の線(サービスエリアを分ける)
ノンボレーライン(キッチンライン)
ネットから2.1m(7フィート)の位置にある横ライン
ノンボレーゾーン(キッチン)
ネットからノンボレーラインまでのエリア
サービスエリア
ノンボレーラインとベースラインの間、センターラインで左右に分かれた領域
コートサイズは
13.4m × 6.1m (44ft × 20ft)。バドミントンのダブルスコートと同じ広さです。シングルスもダブルスも同じコートを使う点が、テニスやバドミントンとの大きな違いです(参考:
日本ピックルボール協会 公式ルール )。
ルール①|サーブの基本ルール
サーブはピックルボールで最初に覚えるべきルールです。テニスや卓球のサーブとはかなり違います。
基本のサーブ(伝統的サーブ)
アンダーハンドで打つ :パドルを下から上に振り上げる形で打ちます
インパクト時、手首がへそ(腰)より低い位置 にあること
パドルのヘッドが手首より高い位置にあるとフォルト
少なくとも片足はベースラインより後ろ にあること。両足がベースラインを踏んだりコート内に入ったりしてはいけない
対角線上のサービスエリアに入れる :ノンボレーラインを越え、ベースラインとサイドラインに囲まれたエリアを狙う
サーブは1回のみ (テニスのようなセカンドサーブはない)
ドロップサーブ(2021年導入の新ルール)
2021年から、もう一つのサーブ方法が公式に認められました。
ボールを手のひらを下に向けて持ち、自然に地面に落としてバウンドさせてから打つ
打点の高さに制限はない(へそより上でも下でもOK)
片足は地面についていること 、足はコート外にあること
ボールを地面に叩きつけたり、上に投げたりするのは禁止
試合途中で通常サーブとドロップサーブを切り替えてもよい
初心者の方には、フォームが自由で振りやすい
ドロップサーブのほうが安定しやすい と感じる方が多いようです。
サーブのフォルト例
以下に該当するとフォルトとなり、サーブ権を失います。
サーブが対角線のサービスエリアに入らない
サーブがネットにかかり、ネット手前に落ちる
サーブがノンボレーライン上に落ちる(「ショート」扱いでフォルト )
サーブがネットに触れた後にノンボレーライン上に落ちる
サーブ時に足がベースラインを踏む、またはコート内に入る
なお、2021年改定により
サービスレット(サーブがネットに触れて規定エリアに入った場合のやり直し)は廃止 されています。ネットに触れてもサービスエリアに入ればそのままプレー続行です(参考:
日本ピックルボール協会 )。
ルール②|ツーバウンドルール
ピックルボール最大の特徴のひとつが、この
ツーバウンドルール です。
ルールの流れ
サーバーがサーブを打つ(1球目)
レシーバーは必ずワンバウンドさせてから返球 (リターン)する
リターンされたボールに対し、サーバー側も必ずワンバウンドさせてから返球 する
3球目以降は、ボレー(ノーバウンドで打つこと)もOK
つまり、両チームがそれぞれ1回ずつボールをバウンドさせるまで、ボレーが禁止されています。
なぜこのルールがあるのか
テニスで一般的な「
サーブ&ボレー (サーブ後すぐネットに詰めてボレーで決める戦法)」を封じることで、ラリーが続きやすくし、戦略性を高めるためです。
このルールがあるおかげで、初心者でもサーブ直後にいきなり強いボレーで決められることがなく、安心してラリーを始められます。
初心者が陥りがちなミス
レシーバーがサーブをノーバウンドで打ち返してしまう → フォルト
サーバー側がリターンをノーバウンドで打ってしまう → フォルト
最初のうちは「
最初の2球は必ずバウンドさせる 」と意識するだけで、ミスを大きく減らせます。
ルール③|ノンボレーゾーン(キッチン)
ピックルボール独自のルールの中で、
最も覚えにくく、最もフォルトを取られやすい のがこのキッチンルールです。
キッチンとは
ネット両側の、ネットから2.1m(7フィート)の範囲
通称「キッチン 」、正式名称は「ノンボレーゾーン 」
ゾーンを区切る線は「ノンボレーライン(キッチンライン) 」
キッチンで禁止されていること
このエリア内では、
ボレー(ボールがバウンドする前に打つこと)が禁止 されています。スマッシュも当然不可です。
フォルトになる動作(要注意)
フォルト条件
内容
ゾーン内でのボレー
キッチン内に立ってボレーを打つ
ライン上でのボレー
キッチンラインを踏んだ状態でボレー
ボレー後の踏み込み
ボレーを打った後、勢いでキッチンに入る/ラインを踏む
所持品の侵入
ボレー時、帽子・サングラス・パドル等がゾーン内に落ちる・触れる
アウト後の侵入
相手のボールがアウトになっても、ボレー動作の流れでキッチンに入った場合はフォルト
特に注意すべきは、「
ボレーを打った後の勢いで足が入ってしまう 」ケースです。打った瞬間だけでなく、
一連の動作が完全に終わるまでキッチンに入ってはいけない というのがポイントです。
キッチンでOKなこと
ボールがワンバウンドした後であれば、キッチン内に入って打ってよい
ボレーをしていない時(例えば歩いて通過する時)にキッチンに入ってもフォルトではない
「ボレーの時だけNG、バウンド後ならOK」と覚えておくとシンプルです(参考:
日本ピックルボール協会 、
ピックルボール日本連盟 )。
※ ルールの細かい条文や図解をしっかり把握しておきたい方は、市販の入門書やUSAピックルボール公式ルールブックの日本語解説書を1冊手元に置いておくと安心です。
ルール④|得点方式とサーブ権
得点の基本
サーブ権を持つチームのみが得点できる (ラリーポイント制ではない)
レシーブ側がフォルトした場合のみ、サーバー側に1点が入る
サーブ側がフォルトした場合、得点は入らずサーブ権が移動 する
この方式は「
サイドアウト方式 」と呼ばれ、慣れるまで独特に感じる方が多いポイントです。
試合の勝敗
項目
内容
1ゲームの勝利条件
11点先取 (15点制・21点制の場合もある)
デュース
10対10になった場合、2点差 がつくまで継続
マッチ形式
3ゲームマッチで2ゲーム先取 した側が勝利
ルール⑤|ダブルスのサーブ順とコール
ダブルスはピックルボールで最も一般的な形式です。サーブの順番には独特のルールがあります。
基本のサーブ順(ダブルス)
常に右サイドのプレーヤーから開始
ペアの2人それぞれにサーブ機会 がある(1人目→2人目の順)
ミスをしない限り、サーバーはサイドを変えながら サーブを続ける(得点するごとに左右入れ替え)
1人目がフォルト → 2人目がサーブ
2人目もフォルト → サーブ権が相手チームに移る(サイドアウト)
ゲーム開始時の特例
第1ゲームの
最初のサーブチームに限り、1人目がフォルトした時点で即座に相手にサーブ権が移ります (2人目のサーブはなし)。これは試合開始時の有利不利を均すための特別ルールです。
そのため、ゲーム開始時のサーバー番号は「
2 」として扱われ、コールも「ゼロ・ゼロ・ツー(0-0-2)」から始まります。
コールの仕方
サーブの前に必ず3つの数字をコールします。
「自分側の点数 – 相手側の点数 – サーバー番号(1または2)」
例:
試合開始時:「0-0-2 (ゼロゼロツー)」
自分が5点・相手が3点・1人目のサーバー:「5-3-1 (ファイブ・スリー・ワン)」
2021年改定により、
パドルでボールを打つ前までにコールを完全に言い終える必要があります (参考:
日本ピックルボール協会 )。
ルール⑥|シングルスのサーブ順
シングルスは、ダブルスよりサーブルールがシンプルです。
スコアが0または偶数のとき:右サイドからサーブ
スコアが奇数のとき:左サイドからサーブ
得点するごとにサイドを切り替えながらサーブを続ける
フォルトすれば相手にサーブ権が移る
ダブルスのような「1人目/2人目」の区別はなく、サーバー番号のコールも不要です。
ルール⑦|ライン判定の考え方
ライン判定はテニスと近い考え方ですが、サーブだけ例外があります。
原則
ボールがラインに少しでも触れていれば「イン」
ボールが完全にラインの外側に着地した場合は「アウト」
サーブの例外
サーブがノンボレーライン上に落ちた場合は「ショート(フォルト)」
サーブがネットに触れた後にノンボレーライン上に落ちた場合もフォルト
サーブだけは「ノンボレーラインを
越えなければならない 」と覚えておきましょう。
フォルト(反則)の主な種類
ラリー中にフォルトが起きると、その時点でプレーが停止します。主なフォルトは以下の通りです。
サーブが対角線のサービスエリアに入らない
サーブまたはリターンがネットにかかる
ツーバウンドルールを守らずノーバウンドで打つ
ボールがコート外に出る
ノンボレーゾーン内・ライン上でボレーを打つ
ボレーの一連の動作中に体や所持品がキッチンに触れる
インプレー中にプレーヤーの体・ウェア・メガネにボールが当たる
インプレー中に体・ウェア・パドルがネットやポストに触れる
ボールがバウンドする前に物(壁・天井等)に当たる
初心者がコートに立つ前のチェックリスト
最後に、初めて試合形式でプレーする前に押さえておきたいポイントをまとめます。
サーブはアンダーハンド、片足はベースラインの後ろ
サーブの目標は対角線のサービスエリア、ノンボレーラインを越えること
最初の2球(サーブとリターン)は必ずバウンドさせる
キッチン内ではボレー禁止、バウンド後なら入ってよい
ボレーの後、勢いでキッチンに踏み込まないよう注意
得点はサーブ権がある時のみ、11点先取
ダブルスは「自分の点-相手の点-サーバー番号」でコール
これだけ意識すれば、最初の試合でもしっかり楽しめます。
※ ルールを覚えたら、あとはパドル1本あればすぐに練習を始められます。コア厚16mm・中重量タイプは、初心者がコントロールとパワーのバランスを取りやすい標準モデルです。
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まとめ
ピックルボールのルールは、独自のものがいくつかありますが、ひとつずつ理解すれば決して難しくありません。
サーブはアンダーハンド or ドロップサーブ、対角線へ
最初の2球はバウンドさせる (ツーバウンドルール)
キッチン内ではボレー禁止 、バウンド後ならOK
サーブ権がある時だけ得点、11点先取
ダブルスは2人ずつサーブ、コールは3つの数字
最初は「キッチンルール」と「ダブルスのサーブ順」で少し混乱するかもしれませんが、実際にプレーしてみると体で覚えていきます。次の記事では、ルールを理解した上で
実際にピックルボールを始めるためのステップ を解説します。
公式ルールの詳細は、
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